スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「ミルドレッド」 

mildred.jpg


10年程前に1度観た映画です。


当時は「雰囲気が好き」。


それだけで『好きな映画』でした。


きっと「この映画が好きと言っていれば映画通みたいに思われるんじゃ?」なんてイヤラシイ打算が働いたんだと思います。


それが、今回観てみたら、かなり心に響きました。


それは『映画通』になったワケではなく、きっと、私が歳を取った・・・じゃなくて少し成長(汗)したんだと思います。


夫婦、親子、友人、近隣の人、等の“人と人のつながり”、昔は見えなかった深いところまで今回は見えたような気がします。


題名になっている『ミルドレッド』はジーナ・ローランズ演じる主人公の名前。


彼女は夫に先立たれ、成人した息子イーサン(デイヴィッド・シェリル)と娘アニー(モイラ・ケリー)がいる。
イーサンは結婚して独立したがアニーはスネかじりの割には母親であるミルドレッドに反発してばかり。


この映画の始めの方は、アニーに対するミルドレッドの“やり方”は同意できるものではなかった。


タダ一言「過干渉。そして過保護。」


そして“自慢の息子”であるイーサン。彼に対するやり方も「子離れできてない」感がしました。


でも、中盤でミルドレッドがモニカ(マリサ・トメイ)に打ち明けたホンネ。


「娘とは違いすぎるだけ。私には娘より息子が自慢だった。」


そしてモニカに「息子の方が好きなんて母親の掟に背く事よ。子供は平等に愛さなきゃ。」と言われたが、ミルドレッドは「そうね、でもムリよ。」とあっさり。


平等に愛することが、 “ムリ” 。


一見、ダメな母親の言葉に思われてしまいそうだけど、すごくしっくりきた。


今のところ私には子供は1人しかいないが、そんな母親の気持ちがなんとなく分かる・・・気がする。


兄弟姉妹に、平等に愛を注ぐのは母親として当然かもしれないが、母親だって生きているタダの人。


そんな聖人君子のようにはいかない。


それが間違ってるのか正しいのなんてかわからない。


ミルドレッドの場合、イーサンに多く愛を注いでしまい、その罪悪感からアニーを甘やかしてしまった様に思える。


結果、どちらの子供もミルドレッドから“ちゃんと”独立出来ていない。


それはミルドレッドも同じ。子供たちを独立“させていない”。


けど、それはやっぱり、間違ってるのか正しいのかなんてわからない。


そんなミルドレッドが、向かいに住むモニカの子供JJ(小学校低学年の男の子←すっごいカワイイ☆)を母親が仕事から帰ってくるまで預かることで今までの環境がガラっと変わってから、ミルドレッドは『自分を取り戻した』のか『ようやく自立出来た』のか、とにかく自分の道を歩くことを決心する。


JJとモニカの母子と知り合ってからの“人と人とのつながり”で、何かが分かったんでしょうか。。。


育児に正解はナイと言うが、今、本当にそれは痛感しているところです。


実は、最近そのことについて悩まされていたりします。


自分のやり方(『育児方針』なんて言っちゃうとオオゲサですが)と『ママ友』という特殊な関係のトモダチのやり方。


一個人として付き合うならなにも問題はないトモダチなのだろうけど、コト子供をはさんだ関係となると内容、感じ方、全てが対個人とは違うものになってしまう。


詳しく書いてしまうと不快な内容になりかねないので書かずにおきますが、そうなるといったい何が言いたいのか伝わらないんじゃないのかしらなんて若干の心配が。。。(モゴモゴ・・f^^;)


と、とにかく、育児について色々と悩んでいた私に少し清涼剤となったこの映画。


育児に正解なんて無いんだ。


わかっていたつもりだったのに、ツイ、忘れてしまっていたのだろうな~・・・・・・


それははちゃめちゃなヤンママのモニカを見ても思えた。


彼女のやり方には同意できるところは少なかったのですが、でも、それは彼女の“やり方”。


んー、、、人間って面白い。。。(しみじみ)


この映画の登場人物に自分を当てはめてみると、立場的にはモニカ、そして少しアニーでもある。


でも結局、ミルドレッドに感情移入。


モニカの立場である現在の私には『ミルドレッド』が欲しい。でもアニーでもある私は『ミルドレッド』なんて御免こうむりたい。


でも将来は『ミルドレッド』になるのかも。。。


自分を取り巻く環境が変わる度に再観するとさらにまた違った感想を持てそうです。


だから、永久保存版にすることを決定。

スポンサーサイト

コメント

kowa.shuさん
そうですね。自分と子供を信じるしかないですね。
試行錯誤、自問自答、、、おそらく答えは出せずに終えるのでしょうね。。。

viva jijiさん
「きみに~」はまだ観れてないのですが必ず観たい作品です。
N・カサヴェテスにはしっかり父親の才能が受け継がれていますね。
これからどんな映画を観せてくれるのか楽しみです☆

小品ですが、いい映画です。

主演のG・ローランズの息子さんが監督ですね。同監督で「きみに読む物語」が昨年、大当たりしました。こちらの「ミルドレッド」の方が私はズシッと来ました。米映画は色々言われてますが「本音と建前」のうまい兼ね合いを描く秀作をたまあに「ポーン!」を持ってくるので・・・やはり、何だかんだ言っても・・観るのです。(笑)

この映画は未見ですが、
子育ては、難しいですね…。
自問自答の繰り返しです。
ヨッシーさんの言うとおり、育児に正解はないと思います。
自分を信じて、やるしかありません。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://sositenemurenaiyoru.blog56.fc2.com/tb.php/172-4ccebf82

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。